プロラクチン

  • 投稿日:2017年9月08日
  • (最終更新:2017年9月9日)

私がこの記事を書きました!

西 俊哉

にし鍼灸整骨院 院長 兼 2児の父

西 俊哉 (にし としや)

所持資格:柔道整復師・ はり師・きゅう師

毎日の忙しさの中で、自分の身体を大事にすることを忘れてしまっていませんか?
そんな方々のお悩みが解決し、笑顔で生活を送れるようサポートします!

妊娠を阻害する内分泌因子として、プロラクチンというホルモンがあります。

 

このホルモンは妊娠中に活躍してくれるホルモンで、非妊娠時はあまりその作用はありません。

 

しかし、様々な要因で、非妊娠時にこのプロラクチンが血液中に増えてしまうことで、性腺機能が抑制され、無月経などの症状を引き起こし、その結果、妊娠しにくい状態になってしまいます。

プロラクチンのホルモン作用

プロラクチンは脳の視床下部といわれる部分で分泌の調節が行われ、下垂体前葉から放出されるホルモンで、その作用は以下があります

 

①乳腺発育を促進

②乳汁産生、分泌を促進

③性腺機能の抑制

 

そして、プロラクチンは非妊娠時には分泌が低値で作用は働きません。

 

いつ働くかというと、女性が妊娠した際に分泌が増加し、乳腺発育を促進されます。

産褥は乳汁分泌が開始され、授乳中の吸引刺激によりプロゲステロンの分泌は増加します。

また、授乳期は性腺機能を抑制し、無排卵、無月経となります。

 

通常は、非妊娠時には働きはないのですが、様々な要因で非妊娠時にプロゲステロンの作用が出てしまうと、③の性腺機能の抑制が起こり無排卵、無月経となり、子供を授かりにくい体質になってしまいます。

では、その要因を見ていきましょう!!

様々な要因

病的要因

まず、病的要因としては、

 

・下垂体腺腫(約35%)

・視床下部機能障害(約30%)

・薬剤性<ドパミン受容体遮断薬など>(約9%)

・原発性甲状腺機能低下症(約5%)

などがあげられます!

 

また、プロラクチン上昇の要因は病的だけではなく、種々の生理的要因に影響を受け変動します。

生理的要因

・食事

・睡眠

・ストレス

・乳房刺激

・排卵期

・黄体期後半

 

このような様々な生理的要因でもプロラクチンの値は変動します。

まとめ

もし、あなたが子宝を望んでいて、血中のプロラクチンが高いと言われたら、その原因もしっかり聞くにしましょう!!

 

そして、値が高い理由が病的なら、その種々の専門の医療機関でしっかり治療してもらって改善を目指しましょう!!

 

値が高い理由が生理的要因で特に、食事、睡眠、ストレスが原因となっているなら、まず生活習慣を見直してみましょう!

 

分からないことや具体的に何をすればいいか迷うなら、ご相談下さいね(^-^)

 

それでもダメなら、鍼灸施術がオススメです!!

 

東洋医学的にお身体をみさせていただき、しっかり体質の原因を見極め、値が安定するようお手伝い、サポートさせていただくことが出来ると思います!!

 

一緒に頑張りましょう(*^▽^*)

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