東洋医学からみた基礎体温②

  • 投稿日:2017年9月26日
  • (最終更新:2017年9月26日)

私がこの記事を書きました!

西 俊哉

にし鍼灸整骨院 院長 兼 2児の父

西 俊哉 (にし としや)

所持資格:柔道整復師・ はり師・きゅう師

毎日の忙しさの中で、自分の身体を大事にすることを忘れてしまっていませんか?
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前回の記事では、東洋医学の陰陽論の考え方から基礎体温をみたお話をさせていただきました(*^^*)

 

では、今回は東洋医学の五行論という考え方から基礎体温をみたお話をさせていただきます!!

五行論も東洋医学の中でとても大切な考え方で、陰陽論と組み合わせて考えていくことで、より身体の不調の原因を探り、より効果的なツボを導きだすことが出来ます!!

五行論

まず五行論という考え方は、自然界に存在するすべてのものを木・火・土・金・水の5つに分類する。そして、五臓をはじめ、様々な物質や諸器官を木・火・土・金・水の特性に合わせて分類し、診断や治療に応用するというものです。

 

そして、これを五臓に当てはめると、木=肝、火=心、土=脾、金=肺、水=腎というふうになります。

 

この五臓の働きを応用して基礎体温をみていくことで、どの臓の働きが弱くなっているのか、反対に強くなりすぎていないかを見ていくことで、身体の不調の原因を見極めることが出来ます!!

五臓の働きからみた基礎体温

基礎体温を五臓の働きに当てはめると、

卵巣は腎という考えがあり、低温期は卵巣が卵を育てる時なので、この時期の日数が長かったり、卵がうまく育ちにくい場合は、腎のパワーが不足している可能性が考えられます。

 

また、子宮は肝といわれており、高温期で子宮内膜を厚くしてフカフカにする時期は、肝のパワーを充実させてあげることが大切になります。

 

なので、ざっくり低温期に何かトラブルがある場合はまず腎の働きから疑い、高温期トラブルがある場合はまず肝の働きから疑います。

 

さらに、五行論でいう育てる、育むという性質を持つのは土で、五臓に置き換えると土=脾なので、脾の働きをしっかりみていくことも大切です。

 

他にも女性の月経=血に関係が深いのは肝と脾であったり、受精卵は腎であったり、とさまざまな物が五臓の働きと関係しています。

 

ですが、もちろんこれだけの単純なものだけではなく、五行論、五臓の働きは相生・相克関係といって、お互いを助けあったり、抑制しあったりする関係性があるので、細かいところまでみていく必要はあるのですが、複雑で分かりにくくなるので今日はそこまでは割愛させていただきます(^_^;)

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

今回は「東洋医学からみた基礎体温」と題して、2回に分けて普段私たちが不調の原因の鑑別や施術に実際に使っている東洋医学的な考え方をご紹介させていただきました。

普段あまり聞きなれない、見慣れないことばかりだったと思ういますが、初めては皆さんそうだと思いますので、まあそんなもんなんやぐらいで思ってもらえたらいいと思います。

でも、意外に当てはまっていたり、本当にそれで症状が改善したら感動的ですよ(*^-^*)

 

では、今日はこのへんでm(__)m

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