- 投稿日:2017年10月03日
- (最終更新:2017年10月5日)
妊娠後期にさしかかると、一気にお腹が大きくなってきます。
胎児の成長は7ヶ月の終わりころで1500gと言われています。
そこから生まれる時には、3000gまで成長するのです。
妊娠後期の約3ヶ月程でお腹の赤ちゃんは倍の大きさにまで成長するんです。お腹が大きくなるのも納得できますね。
お腹が大きくなってくると、骨盤に負担がかかります。
妊娠中はホルモンの影響で、骨盤周囲の靭帯がゆるみ、骨盤の関節がゆるい状態にあります。
ですので、大きくなったお腹を支えている骨盤にはかなりの負担がかかります。
妊娠後期になると、骨盤の後ろの関節や、恥骨の痛みを訴える方が非常に多いです。
また、大きく突き出たお腹を支える為に、腰をのけぞらした体勢になり、腰痛の原因にもなります。
骨盤ベルトをしたら痛みが改善!?
痛みが出てきたから、骨盤ベルトしてみたら痛みが改善した!
痛みがなくなったら、日常生活がすごく楽になるので骨盤ベルトをしていたら大丈夫という考えになる方もいらっしゃるかもしれません。
骨盤ベルトをしたら痛みが改善したということは、骨盤がゆるんで負担がかかっている証拠です!!
ですので、骨盤ベルトをして痛みが改善したという方は、骨盤を締めることで一時的に痛みが和らいでいるだけです。
骨盤ベルトを外すとまた痛みがぶり返します。
そのため、ベルトがないと生活できないという悪循環を生みだしてしまいます。
骨盤を安定させるための筋力トレーニングや、正しい動きや姿勢づくりをすることが必要になります。
その骨盤ベルト一生着け続けますか?
当院では、妊娠中の方でも施術をさせていただいております。
痛みをとり、ゆがみを整え、骨盤を安定させるためのトレーニングも提案させていただいております。
妊娠中、骨盤ベルトを着け続けて生活していた方の多くの方が、産後にも痛みが続いていたり、不調が出たりしています。
その理由は、「骨盤ベルトをして緩んだ骨盤を支える」という対処的なことだけで、筋肉や体の使い方の機能が低下していることが原因になります。
産後も、ベルトが手放せなくなり、ボロボロに、のびのびになったベルトを装着されている方も少なくありません。
妊娠中だからといって、整骨院やマッサージ院では断られることが多かったり、満足のいく施術が受けられなかったりすることもあるかもしれませんが、妊娠中は体にとってすごく負担がかかり痛みが出やすい時期でもあります。
お母さんの痛みや不快な症状が取れ元気になることで、お腹の赤ちゃんへの血流が良くなり元気に育ちやすくなります。
妊娠中に骨盤ベルトだけで解決するのではなく、根本的に身体を整えて出産、育児に向けて体を整えましょう☆彡
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