- 投稿日:2019年3月16日
- (最終更新:2019年3月16日)
先日お越しいただいた赤ちゃん。
もうすぐ8ヶ月ですが、なかなか座らないんです。というご相談でした。
まずはカウンセリングで今までの発達の流れをお伺いします。
その上で、現在の発達状況、ご自宅ではどんな風に過ごしているか、どんな遊びをしているかなどを伺います。
「座る」という発達は、赤ちゃんが生まれてから歩くようになるまでの発達の中で、唯一「静」の発達になるんです。
座るためには、赤ちゃん自身が自分の身体を自由にコントロールする力を身につけた状態でできるようになります。
ですから、寝返り~ずりばい~ハイハイができるようになって、自分で取りたいものを取りにいける。態勢や方向を変えることができるようになってからお座りが安定するようになります。
逆に言いますと、自由にコントロールできない状態で親が「座らせる」と転ばないようにと、身体を安定させるために首や背中の筋肉を緊張させてしまいます。
そうなると、赤ちゃん期でとっても大切なスムーズな動きづくりを妨げてしまいます。
基本的には「座る」練習はしなくても大丈夫なんです。
ずりばい、ハイハイをする中で、身体をたくさん動かして座るための筋力や動き作りをして自然に座ることができるようになります。
この日、来てくれた赤ちゃんは、これからずりばいという段階でしたので、ずりばいを促す遊びや、動き作りのためのマッサージをお伝えしました。
離乳食を食べることも、体の発達と大きく関係しています。
座れるようになると、飲み込む力も強くなり口の中で食べ物を噛むことも上手になります。
座れるようになると離乳食を食べさせやすくなるから座らせたい、というママのお気持ちもわかりますが、
発達を飛ばすと、どこか緊張が強くなったり、動きの制限がでたりしてしまいますので、座るために必要な体の力をつけた上で座れるようになることを促せるようにしてほしいな、と思います。
赤ちゃんの発達のことや、成長に応じた遊びなどが知れるベビーコンディショニングは当院で受けていただくことができます。
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