東洋医学からみた基礎体温①

  • 投稿日:2017年9月21日
  • (最終更新:2017年9月21日)

私がこの記事を書きました!

西 俊哉

にし鍼灸整骨院 院長 兼 2児の父

西 俊哉 (にし としや)

所持資格:柔道整復師・ はり師・きゅう師

毎日の忙しさの中で、自分の身体を大事にすることを忘れてしまっていませんか?
そんな方々のお悩みが解決し、笑顔で生活を送れるようサポートします!

妊活中、子宝を希望する方の多くは、基礎体温を測っていると思います。

 

 

基礎体温を測ることで、排卵はいつ起きるのか、月経はいつくるのかなどが予測できたり、ホルモンバランスの状態を知ることが出来ます!

 

 

基礎体温については以前にもこちらの症状コラムでご紹介していますので、まだ読んでいない方はこちらからどうぞ➡https://nishi-hari.com/post_symptoms/kisotaion/

 

 

子宝鍼灸をすすめていく上でも、基礎体温を測っている方は参考にさせていただき、お身体の状態を見極め、低温期、高温期の日数やホルモンバランスを整えていきます。

 

さらに子宝鍼灸をすすめていく際、この基礎体温を東洋医学的な観点から、よりその方のお身体の弱くなっている部分、強くなりすぎている部分を細かく見極め、弱い部分は補い、強すぎる部分は抑えることで妊娠する力をアップさせていきます。

 

今日はその東洋医学的にみた基礎体温の見極め方、考え方の中の大切な一つをご紹介させていただきます!!

東洋医学に基づいた観点

陰と陽

基礎体温を東洋医学的な観点からみていく際、まず大切になるのが陰陽論、陰と陽のバランスが均等になっているかということです。

他にも様々な考え方はありますが、まず陰と陽のバランスを整えることを第一に行っていきます!!

 

 

そもそも陰陽論とは東洋医学の基本的な考え方で、人と自然、世の中のものすべてが陰と陽に分けられるという考え方です。

例えば、太陽は陽で月は陰、火は陽で水は陰、男性は陽で女性は陰というふうに分けることが出来ます。

 

 

そして、この考え方を基礎体温に置き換えると、低温期が陰高温期が陽となります。

すなわち、低温期では陰のパワーで卵子をしっかりと育て、質の良い卵を作り、高温期で陽のパワーに転換し、着床させ妊娠を継続させていきます!!

 

 

さらに、陰陽論では「陰極まって陽になり、陽極まって陰となる」とういう考えもあり、これに当てはまるのが排卵です。

排卵では、陰のパワーが溜まって溜まって溜まりきったら、卵が押し出されることで排卵し、そこから陽のパワーに転換します!!

 

 

一部例をあげると、低温期が長く排卵までに時間がかかり、高温期が短いという方は陰のパワーが弱いのかもしれません。それで卵を育てるのに時間がかかってしまっていたりします。

また、体温が上がらない、排卵が起きないという方も陰のパワーが弱すぎて、卵が育てられていないと考えられます。

そして、卵はしっかり育っていても、着床しなかったり、着床してもなかなかうまく継続しなかったりする場合は、陽のパワーが不足しているが考えられます。

まとめ

子宝を希望する際、基礎体温を理想的に近づけることは大切です。

その方法の一つとして子宝鍼灸では、上記で例に挙げたように基礎体温を陰と陽のバランスで見極め、もしバランスが崩れているなら、しっかり整えていくことが出来ます!!

弱っているパワーを補い、強すぎてもダメなので強すぎるパワーは抑え、基礎体温を安定させることで妊娠する力をアップさせていきます(^-^)

 

また、気血津液の流れや五臓の働きなどの不具合なども起こっている場合もありますので、それはまたご紹介させていただきますね(^o^)

 

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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